ギロスの害悪工房

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【USM-S11スペレ構築】カバリザと機巧の花束【最高最終1805】

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ポケモンUSM シーズン11スペシャルレート使用構築

最高最終レート:1805(45戦33勝12敗)

最終順位:22位(プレイ人口約5800人)

TN:ギロスGX

 

構築紹介

個別解説

①メガリザードンY@メガ石

特性:猛火→日照り
控えめHBCS

放射 ソラビ めざ氷 ニトチャ

B:A252マーシャドーシャドスチ+影打を確定耐え
S:二トチャ後最速135族抜き
 
この構築の主軸でありメガエース枠。抜き性能が高く、その高火力と広い技範囲は非常に強かったです。普段は全く使わないポケモンなのですが、使用率トップのマーシャドー対策を考えた際にゴツメカバが環境に刺さっていると思ったので、それと相性が良く襷マーシャドーにも対面なら殴り勝てる耐久振り二トチャ型のリザYを採用しました。
そもそもこのルールではYよりXの方がかなり多く、なおかつ自分の構築のほとんどが特殊主体であるためXかYか判りにくかっただろうと思います。
この構築でマギアナに唯一対面有利なポケモンでもあるので、相手パーティーにいたら積極的に選出していました。よく瞑想読みで後出ししていたのですが、火炎放射を普通に耐えられます()。大文字だと瞑想1積みマギアナ・耐久ミミッキュ・テテフなどもワンパンできますが、命中不安に怯えてずっと放射でした。
今回のスぺレでは全ポケモンがLv100になるためLv50時の努力値調整だとHPが偶数になってしまう(特にリザはステロ2回で倒れてしまう)ので、基本的にH努力値は8の倍数にしなければなりません。(実際にステロ刺さってから気付いた)(戒め)
また、このリザは比較的昔からの知り合いであるお方から頂いた色違いめざ氷個体であり、いつかレートで使ってあげたいなぁとずっと思っていたので今回活躍させることができて本当によかったです。

 

カバルドン@ゴツメ
特性:砂起こし
腕白HB

地震 氷牙 欠伸 怠ける

リザと相性が良い物理受け。ガルモン・リザX・グロス等は勿論、マーシャドーゼラオラビクティニなども受け切ることができます。欠伸による起点回避もしくは起点作りも便利でした。
技構成に関しては吹き飛ばしが欲しい場面が多かったですが、どの技も外せませんでした。

 

③ポリゴン2@奇石
特性:アナライズ
生意気HD

恩返 冷B 毒々 再生

D:特化ボルケニオンの眼鏡スチバ確3
 
カバリザが苦手なゲッコ・ボルケニオンなどを受け切る数値特殊受け。上述のカバルドンが相手の先発シェイミボルケニオンなどを非常に呼ぶので、それに合わせて初手に出すことも多かったです。対面スカイミに運ゲバトルを仕掛けられても有利な確率で勝てますし、特性アナライズなので無振りジガルデ程度ならワンパンできます。恩返し持ちなので火傷すら負け筋になったり、晴れ状態だと眼鏡ボルケの炎技が受からなくなったりと常にシビアな立ち回りが必要でしたが、それでもかなり活躍してくれました。

 

シェイミ(スカイフォルム)@ノーマルZ
特性:天の恵み
控えめCS

†エアスラ† シーフレ 大地 お祝い

S:最速110族抜き
 
今回の害悪要素。有利対面からお祝いZ(全能力1段階上昇)して運ゲを仕掛けるエースですが、起点作りがカバしかいないのでZ使わず普通に殴る場面も多かったです。
エアスラ怯みも強かったですがそれ以上にシードフレア(特殊草技/威力120/命中85/D↓↓4割)が強く、ほとんどのポケモンをシーフレ+エアスラ×2で突破できます。受けルのラッキーを強引に削って役割集中で突破したり、裏のポケモンの火力補強として使ったりと非常に便利でした。小さくなるガン積みしたラッキーをシーフレ連打で突破した試合は特に最高でした。
しかしながらエアスラ・シーフレともに命中不安技であり、案の定技外しが負けに直結する場面も多かったです。最終日の戦績は6勝2敗だったのですがその負け試合の両方がレヒレから冷B食らったのが敗因だったので、ヤチェ(氷半減実)か広角レンズ持たせようかとも思ったくらいでした。
このシェイミは少し前にポケセンで配布されていたのをスカーフ用として厳選した控えめ個体なので、Zを使わずともマシャゲッコ顎あたりを縛れる臆病でもよかったと思いますが、この構築においての役割は崩しであったため控えめの火力に助けられた場面も多かった気がします(H振りレヒレに対するシーフレの乱数など)。しかしそれ以上に、この子の頑張り次第(運)で試合が決まることも多かったです。

 

サザンドラ@スカーフ
特性:浮遊
控えめCS

悪波 流星群 大地 放射

元々ミミッキュだった枠ですが、どうしてもポリ2だけではボルケニオンが重かった(こいつ強過ぎる)ため、終盤になってからボルケに有利な特殊竜を採用することにしました。ジャラランガラティアスも迷いましたが、スカーフサザンはストッパー性能と抜き性能が特に高く、強い勝ち筋にすることができたので変えて正解でした。技構成はテテフデオキシスに通る悪波、舞ったジガルデを上からワンパンできる流星群、コケコボルマギアナに通る大地まで確定で、ラストは迷って晴れと相性がいい放射にしました。後になって考えるとこの枠はやはりサザンドラで正解でした。

 

マギアナ@混乱実(バンジ)
特性:ソウルハート
控えめH252‐B156-C92-D4-S4

ラスカノ フルカノ 冷B ボルチェン

B:特化レランド地震確2
特化ミミッキュA↑2霊Z確定耐え
A252マーシャドーインファ確3(2回耐え)(混乱実込み確4)
C:ラスカノ→H4ミミッキュ確1
 
優秀な耐性・種族値・技範囲・特性を持っている文句なしの厨ポケです。リザ・スカイミ・サザンとの相性補完に優れ、特にサイクル戦で活躍してくれました。環境にはZ持ちのトリル/瞑想型が多かったですが、シーズン序盤に自ら考案したこのHBC混乱実型が強いと確信していたので使い続けました。B方面に厚くしているため、カバの選出なしでマーシャドーを処理、A無振りジガルデのサウザンアロー(物理地面技/威力90/命中100/浮いている相手にもあたる)を2耐えして回復しつつ冷Bで突破、1舞メガギャラの地震を耐えて回復しつつフルカノで粉砕などとやりたい放題でした。技構成はメインのラスカノ&フルカノ、シェイミをワンパンできて身代わりボルト/ジガルデに連打できる冷B、フルカノ後の起点回避・襷潰し・ボルケニオン交換読みなどで撃つ便利技ボルチェンで完成されていました。実は波動弾なんかも覚えますが今回は候補外。
マギアナの特性ソウルハートはC固定のビーストブーストと言われることもありますが、この特性は場のポケモンが倒れると特攻が上昇するという特性であり、どういうことかというと砂や毒などの定数ダメージで相手が倒れてもCが上がるわけです。試合序盤で撒いた定数ダメで相手が倒れるターンに上手く後出しすることで次の対面を有利に進めるという立ち回りはこのルールならではのものであり、決まると楽しかったです。

 

苦手相手

ラッキー、ドヒド、ギャラ、カグヤ、ボルト

 

総評

今回はカバリザ軸で環境に強い構築を目指して組みました。序盤に環境調査のためいつものマンダポリッキュ鋼で潜っていたところ、マンダが弱くてカバポリ2マギアナが強いことに気が付いたのでこの軸を考えました。それから潜り始めると面白いように勝てて、6-6からスタートして13連勝で1700に乗りました(中終盤)。その後、眼鏡ボルケや鋼ポケに悩まされミミッキュよりいいポケモンがいるのではと思いかなり迷いますが、結果的に良いポケモンに出会えたので良かったです。当初サザンドラを使う予定は全くありませんでしたが、いざというときのために育成しておいて本当によかったです。
特殊ATばかりなので受けルが厳しいという明らかな欠点がありますが、文字通り天の恵みを受けながら何とか勝っていましたし、普通の伝説固めの構築には余程のことがない限り負けませんでした。冷Bレヒレは許さん
選出率も体感全員平等でしたし、このカバリザ軸に変えてからは27-6と勝率8割を超えてるので結構満足しています。

 

感想

今回はS8(全解禁シングル)以来となるS11スぺレ(幻解禁シングル)に挑みました。そして半年前からの目標であったスぺレ1800↑を達成することができ、うれしい限りです。
スぺレのような過疎ルールでは再戦(と対みつ)が多発するため、型バレ&対策されないようできるだけ少ない対戦回数で最終日に勝負を賭けに行ったのも上手くいったと思います。最終日に同レート帯の同じ相手に3回当たって全部勝ったのがおいしすぎました。最終順位負けてたけどね。

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Special thanks

メガ男さん(ヒトカゲ)、ジュピターさん(ポリゴン)

フォロワーの皆様、対戦してくださった皆様

 

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