ギロスの害悪工房

ポケモンオタクの自称害悪厨が構築記事や単体考察記事を中心に書いていきます

【トリックホリック】マシャミミサザンGT

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ポケモンUSM インターネット大会「トリックホリック」(2018/10/26〜10/29)使用構築

最高最終レート:1708(38戦27勝11敗)

最終順位:267位/約30000人中

TN:ギロスGX

 

構築紹介

個別解説

グライオン@毒々玉
慎重HDベース
地震 毒々 挑発 羽休め
 
相棒枠。グライオンの元々の採用理由は催眠系の害悪対策でしたが、想定していたような猫の手胞子構築は一度も見ず、催眠構築は冷Bダークライやめざ氷ジュモクで元々不利、ステロ欠伸マンもおらず、ギルガルドもミミマシャドヒドサザンで十分でしたし、実際出せる試合も少なかったです。一度はドヒドを虐めつつ裏に負担がかかるギロチン羽休め型でしか採用理由が無いとまで思いましたが、ギロチンは不安定要素であることに加えて数が多いゴーストにスカされる未来しか見えず採用したくなかったので、氷の牙/岩封/毒々などで迷った末に後述のトーチカドヒドと相性が良い毒々型を採用しました。このルールでの挑発の強さには多くの方が気付いていた気がします。
このグライもしくは後述のガモスを相手のガモスに強いウツロなどにしておけばもっと勝てたと思います。しかしレート上位帯の似通った構築に対して選出すると非常に活躍してくれたので、何よりそれが嬉しかったです。

 

ドヒドイデ@黒ヘド
特性:再生力
図太HB
熱湯 トーチカ 黒霧 再生
 
環境2トップのミミマシャに強い物理受けとして採用しました。環境にも非常に多かったです。
持ち物は黒ヘド・混乱実・氷Zに加えてゴツメ・ゴーグル・抜け殻なども採用範囲内だと思いましたが、今回はトーチカと相性が良い黒ヘドを採用しました。
レート上位のマシャミミドヒドに対してはグライドヒドを選出するといい感じでした。身代わり挑発サザンでもグライドヒドでクルクルしながら悪波のPPを枯らして勝つことができました。

 

ウルガモス@虫Z
特性:虫の知らせ
控えめCS
放射 さざめき 身代 蝶舞
 
ほとんどのウルガモスが「炎技/さざめき/サイキネ/蝶舞」という技構成もしくはスカーフ型でしたが、知らせ虫ZガモスでもHBドヒドに勝てるため崩し火力を意識してこちらを採用しました。身代わりがあることでゴーリやマシェードなどに対してもより有利な型です。とはいえゴーリをこいつで倒した試合はありませんでしたが
最後に採用した諸説枠で選出率も低めでしたが、ちゃんとドヒド飛ばして3タテできていたのでそれなりに強かったです。

 

サザンドラ@スカーフ
特性:浮遊
控えめCS
悪波 流星群 大地 蜻蛉
 
S11スペレで私の信頼を得たので採用しました。元々の採用理由はレパルダスヤミカラス対策だったのですが、思っていた以上に対面性能と崩し性能が高くかなり活躍してくれました。タイプ相性上地味に多かったロトムに強いのも優秀であり、竜半減以下が少ないこのルールでは使い得レベルとまで感じました。もしダークライを持っていたらそちらを使ったかもしれませんが
技構成はメイン2種とドヒドウツロに刺す大地、超悪に通り襷・皮を潰せる蜻蛉ですぐに決まりました。
初手蜻蛉から受けポケに繋げる動き、中盤に火力を押し付けて崩す動き、終盤に悪波でお掃除する動き、どれをとっても強かったです。

 

ミミッキュ@ミミZ
特性: 化けの皮
意地AS
じゃれ 影打 剣舞 呪い
 
採用しない理由がない対面性能チートの一般ポケモンであり害悪対策枠。この大会において呪い搭載のミミZ型はほぼ考慮されず、逆にいい感じに通る場面もありました。
マシャの影打の乱数を耐えて勝ったこともあり、無難に活躍してくれました。

 

特性:テクニシャン
陽気AS
スチール インファ 影打 鬼火
 
採用しない理由がない今大会最強の幻ポケモン。去年の映画(君決め)で手に入れた個体であり、インターネット大会「シャドースチール」以来の採用です。
サブウェポンは冷パン、岩封、叩き、がむしゃら、†威張る†などが候補だと思われますが、血迷って鬼火を採用しました。不意打ち読みで外し、交換読みでも外し……サイクルでアドを取るつもりだったのですが負け筋を作るだけだったので弱かったです。使う場面もそれほど多くありませんでした。
持ち物は襷以外の方が強いと思いますが、私の構築ではガモスが重かったので襷にせざるを得ませんでした。つまり、ウツロやオニシズ等のはっきりとしたガモス受けを入れて襷以外を持たせる方が賢いと思いました。
マシャ受けは考察段階でドヒド・バルジ・ゴルバ・モジャ・マタド等がいましたが、実際の環境では圧倒的にドヒドが多かったので威張る型・ビルドマシャZ型などの方が強かったと思います。

 

苦手相手

ステロ+蝶舞ウルガモス

豪運ダークライデンジュモクグライオン

 

選出率

マシャ=サザン>ミミキ>ドヒド>グライ=ガモス

 

基本選出は対面マシャミミサザンで、似通った構築(マシャミミドヒド系)相手にはマシャサザンドヒド、たまにグライガモス投げる感じでした。

 

総評

考察段階で強いと思ったマシャミミドヒドまで割と早く決まり、ドヒドと相性が良い相棒枠グライを採用。その後レパルが怖かったので悪タイプが欲しくなり、対面操作もできて通りが良いスカーフサザンを採用。ラストは雑に強そうなウルガモスを入れました。
基本的に相手のガモスが重めの構築でしたが、それ以外は特に問題なかったと思います。
他の上位構築を見ても方向性は間違っていなかったと思いますが、環境考察が一歩足りなかった印象です。SD勢は犯罪者。というか普通に催眠ギロチンや同速ゲーが多くて安定しないルールでした。私も5ROM持ってて時間が沢山あったら、冗談抜きで1位行けたと思います。

 

感想

今回は8ヶ月前のBOシンオウ以来久しぶりにインターネット大会「トリックホリック」に参加しました。参加賞として色ミミッキュが貰えることはもちろん、この特殊ルール(ハロウィンポケモン縛りメガなしシングル6350)が楽しそうだったからです。
21戦18勝3敗で1700乗った時はワンチャンを感じていましたが、現実は甘くなかったです。特に後半戦は相手も強く、運で試合が決まることも多々ありました。時間が無かったので38戦で1700に戻して終わりましたが、中には1700後半(レート差100以上)の相手と当たり、PP枯らしの末ギリギリで勝った試合もあったので戦い応えがありました。
また面白そうな大会があったら参加するつもりです!

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Special Thanks

ナオさん(夢ウルガモス親)

フォロワーの皆様、対戦してくださった皆様

 

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