ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
ランクバトル シングル S2(レギュレーションA-②)2023/1/6〜2/1
91戦60勝31敗 最終レート:1913.960 最終2447位
TN:ギロス
構築紹介
個別解説
①サザンドラ@黒い眼鏡
悪の波動 ラスターカノン 挑発 身代わり
最速デカヌチャン、ミミッキュ、セグレイブ意識で臆病CS。相手にセグレイブがいたらほぼ選出し、荒らされる前に荒らす。選出率は低めだったが、面倒な天然勢に強いので選出圧力としても優秀だったと思う。受け構築は長引くがやや有利。鋼テラスは読まれやすいがそれでも優秀だった。
②サーフゴー@隠密マント
ゴールドラッシュ たたりめ 電磁波 自己再生
ドドゲザンが面倒なので気合玉型と迷ったが、70%と90%で比較して電磁波型を採用。最低限のSだけ確保しHBベースとした。カイリュー、コノヨザル、キノガッサ、オーロンゲがいるとほぼ選出した。起点作りコノヨザルに対して、マント効果で電気玉なげつけるで麻痺せず、こちらは一方的に電磁波ができる(90%)。麻痺させた直後にたたりめ読み交代読み電磁波が決まるとかなり勝ちに近づく(90%)。麻痺させた相手を竜舞カイリューの起点にする動きが強い。
隠密マントは効果が多過ぎるので無難に強いが、オボンやナモ(悪半減実)などでも良いと思う。対クエスパトラでは非常に役立っていた。
テラスタイプはガッサ、地割れ意識で飛行だが、みがしばドラパルトや呪いミミッキュを完封できるノーマルもありだと感じた。そもそも元のタイプが強いのでテラス率は低めだった。
③カイリュー@ラムの実
テラバースト けたぐり 竜の舞 羽休め
カイリューを使うにあたって、あらゆる型を考察した。
アンコール単体では交換択になりやすく、炎の渦と合わせることで真の強さを発揮すると考えた。しかし炎の渦の命中率85%を考慮すると正直信用不足である。また役割対象であるドドゲザンには一発ギロチンで負けまくったこともあり、遂行速度が遅い炎の渦アンコ型は信用できなかった。
身代わり型はマルスケを自ら潰す上、下手したらボーマンダの劣化にもなりうると考えた。
けたぐりはボーマンダが覚えず、ドドゲザンに対する命中安定最大打点である。意地A振りにすることでドドゲザンを対面ほぼワンパンできる。ジバコイル、鋼サザンドラなどにも刺さり強かった。さらに相手のテラスも考慮して、優秀なメインウェポンである飛行テラバを採用。状態異常対策でラム。これにより鬼火勢や天然勢などとも多少戦える。雑に後投げされたラウドボーンを何匹も破壊した。飛行カイリュー、サーフゴー、デカヌチャン、ロトム等に強くなる電気テラスも考えたが、対面ガブリアスに勝ちたかったので結局飛行にした。この技構成で厳しいサーフゴー、ロトムはそもそもトリックが厳しく、またハピナスが有利をとれる。
実戦では安易にテラスを切らず、拘りトリックを終えたロトムの10万ボルトを起点にすることが何度かあった。たまに放電で無限に痺れて負けた。
最も悩まされたのはマスカーニャ対面。トリック、挑発、宿り木などの補助技を撃たれまくった。一度オーロンゲから貰った鉢巻で3タテしたこともあったので、トリックを恐れずに殴った方が意外と勝てる気もする。
④ドオー@食べ残し
天然枠その1:特殊受け。ウルガモス、一部ラウドボーン、一部サーフゴー、一部ジバコイルなどを見る。むらっけスコヴィランにも勝った。鈍いや岩雪崩があっても身代わりラウボには勝てないので無難にステロ採用。選出率低めだが、3タテすることもあった。貯水にしてもミトムのトリックに抗えないので天然の方が強いと思うが、当然のように水技を撃たれることも多かった。鬼火ラウボドラパに対抗するため炎テラス、ほぼ使わない。
ドオー使うとTODになりやすいのでおすすめしません。というかHDラウドボーンの方が強い可能性がある。
⑤ハピナス@電気玉
火炎放射 なげつける 瞑想 卵産み
サーフゴー、ロトムを筆頭にトリッククッションとして使う特殊受け。味方のサーフゴー、カイリューと相性が良く、選出率も高めだった。相手のドラゴンに無理やり麻痺を入れるために雑に使った方が良い結果につながる場合が多く、ハピナスに限らず「なげつける」を使いこなせると戦術の幅がぐんと広がるように感じた。
ボディプレスジバコなどの格闘技、バインドに対抗するためゴーストテラス、ほぼ使わない。両刀ドラパに強くなるフェアリーも良いと思う。炎の渦滅びチルタリスに役立ったことはあった。
⑥ヘイラッシャ@ゴツゴツメット
ボディプレス 地割れ 寝言 眠る
B特化することで特化セグレイブの氷柱針の乱数がズレる。ボディプレスの火力も考慮。
天然枠その2:物理受け。物理竜、物理水、ドドゲザン、コノヨザルなどに強い。寝言でコノヨザルの火力を上げる心配がなく、挑発orアンコ持ちには地割れ、身代わり持ちにはTODで勝てる。また、ボディプレスは交代先のマスカーニャ、サザンドラ、ロトム、ジバコイル等を削りやすい。寝言はあまり強くないので欠伸でも良いと思う。雪雪崩はあったところでゴツメカイリューに勝てないので不採用。流星群や逆鱗に対抗するためフェアリーテラス、たまに使う。
苦手な相手
総評・感想
今回は麻痺多用サーフゴーカイリュー軸の受け構築を使用した。今シーズンのルールはパルデア図鑑のみかつパラドックス・準伝説禁止という対戦環境。環境に電気と地面がやや少ないこともあり、電磁波や電気玉なげつけるが非常に強力だった。特にカイリューのラム竜舞羽休めと相性が良い。身代わりやまひるみも強い。TOD考慮のストップウォッチ、けたぐりダメージ計算など、所々で慎重にプレイした。
勝ち切れなかった理由としては、明確に有利な相手がおらず、どの相手でも苦戦しがちなところだと思う。高火力ヤーティの方が楽に勝てたかもしれないが、受け構築で真面目に択ゲーを考えるのもそれなりに楽しめた。
Special Thanks
めがお(サザンドラ)
めぷ(ヘイラッシャ)
対戦してくださった皆様、フォロワーの皆様