ギロスの害悪工房

ポケモンオタクの自称害悪厨が構築記事や単体考察記事を中心に書いていきます

【剣盾 チャンピオンリーグ】ドッヘンアイア対面構築

ポケットモンスター ソード・シールド

インターネット大会「チャンピオンリーグ」2022/9/23~9/26

TN:†ギロス†

構築紹介

個別解説

①ドラパルト@拘りスカーフ

陽気A252-B4-S252
実数値:163-172-96-*-95-213

ドラゴンアロー ゴーストダイブ 蜻蛉 鬼火

あらゆる600族ドラゴンに対面有利な先発偵察用ポケモン。スカーフドラパに素で勝てるドラゴンはマルスカイリュー程度であり、ドラゴンアローを耐えるためには、ハバン(竜半減実)を持たせるか、HB方面に努力値を割く必要がある。無振りガブには中乱数なので意地でも良かったが、準速スカーフドラパ:S291 < 最速ギャラS↑2:S292 など一長一短。

対面不利なポケモンも多いが腐りにくく、蜻蛉で逃げたり補助技で嫌がらせもできるなど最低限の仕事はできるため非常に優秀だと感じた。ゴーダイでのDMターン稼ぎや、鬼火での物理アタッカー足止めも便利だった。

以前友人の乱数レイドで捕獲した色違い個体を久しぶりに使用した。

 

②エースバーン@気合の襷

特性:リベロ
意地A252-B4-S252
実数値:155-184-96-*-95-171

火炎ボール 飛び膝蹴り 不意打ち アイアンヘッド

対面最強クラスの襷アタッカー兼ストッパー枠。相手のストッパー枠のバンギラスラプラスメタグロスルカリオなどを上から処理でき、いざとなればレアコイルキョダイカキュウで頑丈貫通ワンパンできるので必須級。アイアンヘッドはバンギ、キッス、ドラゴンのような並びに刺さり強い。しかも襷が砂ダメで削られない。ラプラスのキョダイセンリツ意識でコートチェンジも考えていたが、初期想定以上にアイアンヘッドが役立ったためこの技構成となった。S105~118族が非常に少ないので性格は意地。これにより初手の襷ガブを膝+アイへで基本倒すことができた。

非常に強力なポケモンだが、苦手な相手(ウインディ、ギャラ、マンダ、カイリューetc.)には起点にされてしまうので必ずケアする必要がある。また強力な先制技を持っているので、HPミリでも交代した方が良い結果につながる場合が多かった。エースバーンはDMアタッカー枠として使用されることも多いため、襷やアイへが読まれにくく、先発エスバでDM使わずに破壊して一方的に勝てることが何度かあった。

 

トゲキッス@ピントレンズ

特性:強運
控えめH4-C252-S252
実数値:161-*-115-189-135-132

エアスラッシュ マジカルシャイン 火炎放射 悪巧み

高火力特殊アタッカー。常に急所率50%で壁貫通できるため、ラプラス(シェルアーマー以外)との殴り合いにも勝てる可能性がある。そもそも数少ないフェアリーであり、このドラゴン環境では必須級だと思った。スカーフ竜技、地面技を起点にする展開もでき、非常に強かった。ギャラにS種族値負けしているので火力重視の控えめだが、さらにS削って耐久に割いた方が良いと感じた。また、相手のメタグロスへの乱数を考えると炎技は大文字の方が絶対に良い(2敗)。

最後に採用したため微調整が間に合わなかったが、以前リア友から頂いた色違い個体であり、試合で何度も活躍してくれたので満足。

 

ギャラドス@命の珠

特性:自信過剰
陽気H4-A252-S252
実数値:171-177-99-*-120-146

滝登り 飛び跳ねる パワーウィップ 竜の舞

高火力物理アタッカー。S80族(カイリュートゲキッス)意識で陽気AS特化。意地ABS調整でも試したが、S↑1でドラパを抜ける最速に落ち着いた。当初はドラゴン意識で逆鱗を採用していたが、ラプラスミロカロストリトドンガマゲロゲなどが重かったのでウィップに変更した。これにより水+岩の並びにも翻弄されなくなり、A↑2珠ダイソウゲンでDMラプラスをワンパンして勝つこともできた。ダイジェット+自信過剰で非常に活躍してくれたが、命中85%技を外して負けることもあった。

巣穴レイドにて完全自力で捕まえた色違い個体であり、初めて運用できたので感慨深い。

 

バンギラス@弱点保険

特性:砂起こし
控えめH252-B52-C196-D4-S4
実数値:207-*-137-154-121-82

悪の波動 原始の力 冷凍ビーム ステルスロック

キュウコン両方、リザードントゲキッス、ドラパルトなどを考えると必須級で、天候パに対する選出抑制力が強いように感じた。しかしDMしても格闘技が致命傷となる欠点を持ち、エスバ、ルカリオがいる相手には選出しにくかった。今回は威嚇、ドラグーン、火傷、パルシェンを意識して特殊型で採用した。弱点保険や原始の力で能力上昇すると無双できて楽しい。意外と選出率低めだったので、リザキッス以外のダイジェッターに厚くなるラプラスなど他のポケモンでも良かった気がする。

 

メタグロス@突撃チョッキ

意地H252-A196-B36-D4-S20
実数値:187-198-155-*-111-93

アイアンヘッド 冷凍パンチ 雷パンチ バレットパンチ

初期想定以上に強かったポケモンカイリュー、マンダ、ギャラ、キッスなどのダイジェッターに後出しから殴り勝てるので非常に優秀。威嚇、ドラグーン、ホロウ、アークなどで能力ダウンしないのも偉い。特殊アタッカーが少ないので持ち物はオボンでも良いと思った。互換にレアコイルがいるが、技範囲が広く氷技と先制技を持ち、ステロ無影響で高耐久メタグロスの方が強力だと感じた。しかし、溶けるバトン殻を破るパルシェンに負けたこともあったので諸説。レアコイルはDM不要だがメタグロスは必要な場合が多いので、DM択になることもある。特に相手の裏にトリトドンレアコイルがいた場合はかなり面倒。環境的に地震、思念、草結び、格闘技は考慮外として居座られることが多かったので、技構成を工夫しても良いと感じた。

 

総評・感想

今回のインターネット大会は「各地方チャンピオンが使用したポケモンのみ参加可能なシングルバトル」という特殊ルールでした。

以下は私が作成した、使用可能ポケモン一覧表です。

基本的にB帯以上だけ考えていれば問題ありませんが、C帯以下も結構見かけました。弱い割に使用率が高いのは、ゴリランダー、ロズレイドミカルゲです。シロナ人気。

 

対面構築における各ポケモンの役割は、

①補助(起点作り、クッション)  ②DMアタッカー  ③ストッパー

と大きく分類できますが、このルールにおいて一番重要なのはストッパーです。強力なダイジェッター(ギャラドストゲキッス、エースバーン、リザードンカイリューボーマンダetc.)に対抗可能なDMストッパー(バンギラスメタグロスラプラスはもちろん強力ですが、襷頑丈ストッパー(エースバーン、パルシェンルカリオレアコイルetc.)なども含めバランスよく組み込み、そのストッパーを相手に合わせて的確に選出することが重要だと感じました。したがって基本選出は、DMアタッカー:1、補助&ストッパー:2 となります。自分の構築では エスバ / ギャラorキッス / グロス といった選出が多かったです。

今回は好成績を残すことだけを自分の目標として、本番前に仲間大会などで練習を行いました。当初はウインディバイバニラミロカロスカメックスなども考えていましたが、最終的に選出しやすく強いポケモンで固めました。強者相手だと先発ガブorラプラスで択になる場合が多く(自分側はドラパ、エスバ、バンギ先発多め)、ドラゴンアロー耐え襷ガブなどもいてガチ考察勢の存在に感動したりもしました。戦績に関しては5%以下の運負けが非常に多かったせいで30戦ほど潜り最高1654と惨敗。SDだと勝率75%以上維持して一桁順位まで行ってたのでまあこんなこともあるかなと思います;;

禁止伝説環境のランクマと比較するとかなり面白いルールであり、一度も見たことがないようなポケモンを使われたりして非常に楽しかったです。