ギロスの害悪工房

ポケモンオタクの自称害悪厨が構築記事や単体考察記事を中心に書いていきます

【剣盾-S27構築】ネクロダイナランド

ポケットモンスター ソード・シールド

ランクマッチ シングル S27(シリーズ12-1)2022/2/1~3/1

TN:†ギロス†

構築紹介

個別解説

①日食ネクロズマ(黄昏の鬣)@弱点保険

特性:プリズムアーマー
意地HS
メテオドライブ 地震 ロックブラスト 竜の舞

 ザシアンに明確に有利な禁止伝説枠。初速が遅く被弾が多いため運負けしやすいことが欠点だが、ダイマックス環境であれば非常に強力であり、本来不利なはずの相手にすら対面で勝ってしまう。3ウェポン竜舞型は対面での汎用性が高く、地震持ちなのでディアルガゼクロム、日ネクミラーにも強い。ただしメタモンにだけは注意する必要があり、選出しない、舞わないなどの工夫が必要。腕白HBSで地震切ってる型なら軽くメタモン対策になるが、相手の日ネクが重くなるため一長一短。

 

②ムゲンダイナ@命の珠

特性:プレッシャー
臆病CS
ダイマックス砲 ヘドロ爆弾 火炎放射 自己再生

 ネクロズマと同じく汎用性が高く、ザシアン、カイオーガとも殴り合える禁止伝説枠。処理が面倒なウーラオス、エースバーン、サンダー、ナットレイなどに対面有利で殴り合うことができる。ネクロズマの相方の伝説枠に関して、最初はゼルネアスかイベルタルが良いと思っていたが、①ネクロズマでDMしたい→DM不要でも強い、②ザシアン、オーガ対面で最低限殴り合える、③メインウェポンの命中安定、以上の理由からムゲンダイナを選択した。カイオーガも検討したが、個体を所持していなかったため見送った。

 

③霊獣ランドロス@拘りスカーフ

特性:威嚇
陽気AS
地震 空を飛ぶ 岩雪崩 蜻蛉返り

 威嚇いぬ。ザシアン、黒バドはもちろんカイオーガをはじめとするスカーフ90族より速い点が優秀である。ダイウォールのためにステロを採用したいが技スペースがない。剣舞型でも強いと思う。

 

カプ・レヒレ@拘り眼鏡

特性:ミストメイカ
控えめHCS
ムーンフォース 波乗り 草結び トリック

 ネクロズマの苦手な悪、炎、地面に強い優秀なタイプ、特性のミストフィールドにより状態異常無効で竜の舞を積むことができるなど、ネクロ軸にはほぼ必須の存在。とはいえこの環境ではパワー不足を感じざるを得なかった。面倒なカバ、ラグ、ジガルデを迅速に処理したり、有利対面で相手に大きく負荷をかけるため拘り眼鏡。拘りトリックはチート技だと思っている。

 

ガオガエン@食べ残し

特性:威嚇
慎重HD
フレアドライブ DDラリアット 鬼火 捨て台詞

 威嚇ねこ。黒バドを受けつつサイクルを有利にするために採用。したがってHD残飯。ザシアン入りに臆さず選出できる点も高評価。ネクロ入りや壁ゼルネにも選出することが多かった。悪技の火力と命中率を重視して物理型。フレドラは地震や瓦割りとかでも良いと思う。

 

⑥水ロトム@突撃チョッキ

特性:浮遊
控えめHC

 ザシアンオーガランドに強いので採用。鋼1/4が本当に偉い。遅いオーガランド意識でS振り。どうせ雨天候で使うので†雷†一択。黒バドとも少し撃ち合える。シリーズ8からよく使っているが非常に優秀で手放せない。また、ランド、ガエン、ロトムの3匹は交換技を持っているためサイクル戦でも使いやすい。

 

総評・感想

 今シーズンからしばらくはWCS2022に向けたGSルール(禁止伝説2体)という環境であり、今回は最強ポケモンのザシアンに有利で対面性能が高いと感じた日食ネクロズマを中心に構築を組んだ。正直言って面白くないルールだが、たまに剣盾ランクマッチをやりたくなってしまうので仕方ないね。

 当初はゼルネク構築を組んだが、ゼルネは積む必要があるので対面性能が低いと感じてムゲンダイナに変更した。どちらの伝説枠も強力だったし、本構築の並びは完成度も高くかなり綺麗だが、負け試合のほとんどはパワーと運でゴリ押しされる感じだったので、もう少し改変する必要があると感じた。具体的には①ダイジェッター対策、②電磁波対策、である。というのも、

初手サンダーにダイジェット→電磁波→痺れて負け

初手イベルにダイジェット→悪の波動→怯んで負け

ということが何度もあったためである。構築に電気と鋼を入れてはいるが、それくらいでは厳しい。地面と岩の技範囲が環境に刺さっていることはよくわかったため、強い構築を組んで選出と立ち回りを固定化していけば上位に行けるのではないかと思う。